スマホスタンドから宇宙ステーションまで
2017年、当社の無線モジュールは国際宇宙ステーションでの研究に採用されました。
最初はMacのメモリーモジュールのみ販売の当社が、そこからメモリーモジュール全般の取り扱いを開始します。メモリーメーカーとしてパソコンショップや量販店、法人ルートの販売先を開拓し、次はその市場に対してSCSIケーブルやイーサーネットケーブルなどのケーブルを販売する展開を行いました。パソコン市場全盛期に、ケーブルの取り扱いを開始したことで、ここから一気に当社の多様性が加速します。取り扱い商品は、ケーブル→ネットワーク機器→パソコンに繋がる周辺機器全般→パソコン用液晶ディスプレイと拡大し、メモリーメーカーからパソコン周辺機器メーカーへの脱却を果たします。
“事業領域を定めない”という形に囚われない当社の企業スタイルは柔軟性を向上させ、メモリー(半導体)、ネットワーク機器(通信)、液晶ディスプレイ(パネル)と様々な事業分野での積み重ねは、同時にノウハウ(特に低価格商品を実現するための手法)とナレッジを蓄積させ、そこからMP3プレーヤー、DVDプレーヤー、ホームシアターシステムと一気に家電の市場に参入することを可能にしました。その後もパソコン周辺機器、映像・オーディオ関連機器の製造・販売のノウハウを活かし、2010年にはキッチン市場、2014年にはIoT市場への本格参入、今や約500の商品シリーズを取り扱うまでに拡大しました。
数百円のスマートフォンスタンドから、宇宙ステーションで使用されるIoTデバイスまで、幅広い事業領域を持つ当社は、今後もさらに柔軟に領域の拡大を行っていきます。