IoT Solution Service-WBGT

暑さ指数(WBGT)
計測ソリューション

本ソリューションには、鶴賀電機株式会社のWBGT(暑さ指数)測定器を採用しています。

ソリューション
特長・導入メリット

※三脚スタンドはオプションになります

・日本工業規格(JIS B 7922)に基づき暑さ指数(WBGT)を高い精度で計測できます。
・労働環境だけでなく、学校施設やイベント会場など屋内外を問わず様々な場所に設置できます。
・LoRa WAN、LoRa Privateに対応し、計測データをリアルタイムでクラウドシステムに送信するため、現場の情報をいつでもどこでも確認することができます。
・電源はAC100V、DC12V、電池仕様を用意。電源の取れない場所でも測定・通信が可能です。
・現場環境に合わせて三脚設置だけでなくパイプ取付、壁面取付にも対応しています。

熱中症指数(WBGT)
計測が求められる背景

日本の夏は暖かく湿った空気を持つ太平洋高気圧に支配されており、気温が高いだけではなく、湿度が高く蒸し暑いのが特徴です。
熱中症は気温だけではなく、湿度も大きく影響することから、蒸し暑い日本では、夏季の気温上昇が進むとともに、熱中症患者の急激な増加が、近年大きな問題となっています。
日本の夏季(6月から8月)の平均気温は、100年で約1.5℃上昇していますが、 特に都心部ではヒートアイランドの影響等により上昇度が大きく、東京は、同じ期間で 約3℃上昇しています。
職場に空調機器が普及した現在も、熱中症による死亡災害の発生数は、高止まりの状態が続き、高年齢者に限らず多くの若年者も犠牲になっています。職場環境においては建設業が過半数で、交通警備業、農業、林業等屋外での作業で特に多く発生しており、北日本を含む全国で発生しています。

環境省発表の予報では
十分とはいえない実情

例えば千葉県内は観測地点がわずか14箇所のため、
地域や場所によっては大幅にずれる可能性がある。

例)環境省の観測地:関東>東京>小石川植物園

乖離する主な要因

・実際の現場から離れた場所での測定結果である
・自然湿球を用いず、強制通風での相対湿度値である
・WBGTに必要な要素が揃っていない測定地点が多い
・計測ポイント周辺の環境が現場環境と乖離している

JIS B7922準拠のWBGT計

熱中症の発生が懸念される作業現場では、
JIS B7922準拠の WBGT計による測定が
必要不可欠です。
環境省
2019年度暑さ指数(WBGT)情報
提供地点一覧(リンク)

利用想定シーン

一般道路や不特定多数が出入りする場所、
作業所で熱中症発生が多く発生!

簡易熱中症指数(WBGT)
計測との違い

直径150mmの金属製黒球を搭載した計測器を推奨

近年、暑さ指数(WBGT)を測定する簡易な装置が市販されていますが、黒球温度を測定しない装置は屋外で直射日光が当たる場所では安定した値は示しません。
黒球温度の測定に小さな黒球を用いた装置も安定した値が得られないことがあります。室内で日射がない状態では、黒球温度が乾球温度と近時していますので、黒球温度の測定がなくても、室内の暑さ指数(WBGT)は有益ですが、装置により値が異なりますので注意が必要です。
ISO7243(JIS Z8504)で規定される方法で正しい計測結果を得るためには、直接日光の影響を測定する直径150mmの金属製黒球を搭載した計測器が推奨されています。

暑さ指数(WBGT)の測定は、
特に屋外での測定では幅射熱(照り返し)や
直射日光の影響を測定する黒球温度の測定が
必要不可欠です。

さらに黒球温度の安定した正確な測定には、
直径1.5cmの金属製黒球温度計が必要です。

システム構成図

暑さ指数(WBGT)測定器仕様

準拠規格 JIS B 7922 精度区分 クラス1.5 準拠



WBGT 0 ~ 60 ℃
周囲温度 0 ~ 60.0 ℃
相対湿度 10 ~ 90 %RH
黒球温度 0 ~ 80.0 ℃
湿度温度 周囲温度と相対湿度から算出



WBGT ±1.5℃ (15~40℃)
周囲温度 ±0.5℃ (20~50℃)
相対湿度 ±3 %RH (30~90%RH、25℃において)
黒球温度 ±0.5℃ (20~60℃)
黒球仕様 Φ 150 銅製
温湿度測定 自然通風測定(センサはラジエーションシールドに収納)
WBGT
計算式
太陽照射有り 0.7×湿球温度 + 0.2×黒球温度 + 0.1×周囲温度
太陽照射無し 0.7×湿球温度 + 0.3×黒球温度
WBGT計算式切替機能 切替機能付
出力 出力データ WBGT、周囲温度、相対湿度、黒球温度、湿球温度
ハンドシェイク 呼応式
通信 通信方式 LoRa 920MHz
電源 AC100V (屋外用ACアダプター付)、DC12V、乾電池
設置環境 屋外・屋内
保護構造 IP23 (但し、降雨下での使用可能)
取付方法 壁取付,パイプ取付、三脚設置
使用環境 0 ~ 50℃  10 ~ 90%RH (結露なきこと)
保存環境 -20 ~ 70℃  10 ~ 95%RH (結露なきこと)
寸  法 150×150×495(mm) ※本体のみ/突起含まず
重  量 3kg以下 ※本体のみ/三脚等含まず
備  考 ※2020年3月時点の仕様になります。製品のデザイン、仕様、外観、価格は商品改良のため予告なしに変更となる場合があります。
ご注文に際しましては、ウェブサイト、カタログに記載された情報が最新のものであることを、弊社窓口までご確認くださいますようお願いいたします。

問い合わせ

問い合わせ窓口:本社IoTソリューション営業部

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