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テレワークとは、情報通信技術
(ICT=Information and Communication Technology)を活用して事業場外で時間や場所を有効に活用できる
柔軟な働き方のことです。
Tel(離れて)とWork(仕事)を
組み合わせた造語で、本拠地のオフィスから離れた場所からICTをつかって仕事ができるようになるため、育児や介護等を行う一部の従業員のみに対する福利厚生策ではなく、会社全体の働き方を改革するための
施策の一つとして期待されています。
従業員として企業に雇用されている状態でのテレワークには、大きく分けて次の3種類があります。
労働者の自宅で業務を行う働き方です。
通勤時間がなくなるため社員のワークライフバランスを実現することができます。最近では育児休業明けの社員が短時間勤務等と組み合わせて勤務できる環境を作ることで、仕事と家庭生活との両立に資する働き方です。
従業員の利便性が高まるので、育児や両親の介護のためにフルタイムでの就業を断念せざる得なかった従業員を継続して雇用する事が可能になるため、企業にとっても貴重な人材を失う事なく事業継続が可能になり、従業員も安定した収入が得られるという
メリットがあります。
外勤の多い営業職などの労働者が、移動中の交通機関や顧客先、カフェ、ホテル、空港ラウンジなどを就業場所とする働き方です。働く場所を柔軟に運用することで気分のリフレッシュと業務の効率化を図ることが可能になります。
併せて直行・直帰を活用すればオフィスに戻るための交通費と
時間を節約できます。
自宅の近くや通勤途中の場所等に設けられたサテライトオフィス(シェアオフィス)を拠点とする働き方です。専用型(自社や
自社グループ専用で利用)と共用型(複数の企業や個人事業主が共用)の2種類がありますが、各地に点在するコワーキングスペースを利用するケースも増えつつあります。
様々な誘惑や家族の目もあって自宅業務ができない人や、カフェなどオープンスペースではセキュリティが心配という企業にも
安心して利用できます。