リチウムイオン電池内蔵製品の連続使用について

その他【使用上の注意】

FAQ No.1383

リチウムイオン電池内蔵製品の連続使用についての注意を教えてください。

※連続使用の例

店舗内でプロモーションビデオの再生用に、常にACアダプタを製品に接続したままの状態で、開店時間にACアダプタをコンセントに差し込み、再生を開始し、閉店時間に再生を停止し、ACアダプタをコンセントから取り外している場合など

→常にACアダプタを製品に接続したままの状態であり、閉店時間にACアダプタをコンセントから取り外すことで、一時的に満充電の状態でなくなるものの、ACアダプタをコンセントに差し込むことで充電され、すぐに満充電状態となってしまう状況が日々繰り返される。

連続使用による影響

･ディスクの読み取りができなくなる。
DVDプレーヤーに搭載されているディスクの再生を行うためにレーザー光を送出したり受光したりするピックアップ部は消耗部品であり、使用頻度や使用年数にともなう状態変化によりディスクの読み取りができなくなります。

･バッテリの劣化を早める。
リチウムイオン電池は過充電や過放電により劣化します。通常は、制御回路や保護回路によって過充電や過放電を回避していますが、満充電や過充電が長期にわたって繰り返されることにより、劣化が促進され、リチウムイオン電池が不安定な状態となります。

バッテリの劣化による影響

･バッテリパックの充放電容量が小さくなることにより、”持ちが悪い”、”すぐに切れる”といった性能の低下が見られ、さらにはバッテリとして機能しなくなります。

･バッテリパックが膨張する。
満充電の状態が長期にわたって繰り返されることにより不安定な状態になると、内部の電解液が気化し、体積が増えるため、バッテリパックの膨張を引き起こします。

バッテリパックの膨張による危険性

･膨張したバッテリパックは体積が増えることにより、製品本体に内蔵された状態からむき出しになることで、製品を破損する危険があります。

･膨張したバッテリパックは内圧が高く、破損すると可燃性の気体が噴出し、引火や爆発の危険があります。

※長時間の連続使用など、業務用途としてのご使用は過負荷による故障の原因となり、火災や感電の危険がありますので、業務用途でご使用の際は、事前にグリーンハウス(03-5421-2255)までご相談ください。

登録日：2013年7月17日

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