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世界初のプラットフォームシューズORPHE TRACKに実装されたORPHE COREに弊社IoTモジュールが搭載され、6月のニュースリリースの通り実証実験成功の報を聞き、早速弊社nnf営業担当と共に、秋葉原駅近のDMM.make AKIBA内にあるnnfのオフィスにお伺いした。代表である菊川氏と最高技術責任者である金井両氏にORPHE TRACKを目の前にそれにまつわる、これまでとこれからのお話をお伺いしました。既存のシューズメーカーでは考えつかないシューズの可能性を具現化出来たのも、IoTに精通し早くからそのデータ集積ツールとしての可能性を見出していたお二人の先見性と実行力、さらにDMM.makeと言うコワーキングスペース、そしてこのプロジェクトに弊社のモジュールが加わり実際にカタチとなり具現化。そして現在は金融業界も巻き込んでのプロジェクトが進行中。それらの業務に弊社モジュールを介して後方支援を行うことが出来て光栄でした。

Yuya Kikukawa

CEO Founder / Founder

Takaharu Kanai

CTO / Chief Designer

INTERVIEW PART1 @DMM.make AKIBA

1. 「ORPHE TRACK」の構想、39Meisterとの繋がりについて

ーー そもそも弊社との経緯というんですか?39Meisterさんからのご紹介だとは思うんですけども。39Meisterさんから、御社の今の商品化を目指しているシューズに対して、一番弊社がアドバンテージがあるというか最適だよということで、たぶんご紹介か何かされたのかどうなのか?っていう所から。ざっくばらんにちょっとお話を聞きたいなと思っていてですね。
忌憚のないお話をさせていただきたいと思っています。よろしくお願いします。
菊川 元々39Meisterさんとは、きっかけ的には某大手家電メーカーさんの中で量産支援アクセラレーションみたいなプログラムがあって、そこの合宿の時に39Meisterさんの菊地さんという方が参加なさっていて。で、僕と金井も参加していて。で、凄くお話をしていって仲良くなったというか。で、凄くなんて言うか、その菊地さんは特殊というか、大企業側にいるんだけど、凄くスタートアップ目線で自分もプレイヤーとしてもやっているし、凄くスタートアップをなんか育てていこうという気概も持っていらっしゃる方で、凄く僕たちとしては共感していたというのが元々あって。で、その中でちょっとこのORPHE TRACKという新しいシリーズを今年からやっているんですけど。これは1個の靴を作りますというよりも、靴がスマートになっていくための効率的に回していけるような仕組みを作ろうとしていて、それはつまりそのコンピューターがあったとしても靴の中に入ったら、耐久性の部分だとか、今回もあったような電波の強度の問題とか、いろいろその靴の中に入るためのノウハウみたいなのが必要になると思うんですけど、そこら辺を集約してあげることによって、靴メーカー側もそういうモジュールを、技術を提供したい側も効率的にその靴の中に入れていくっていうことができるんじゃないかなと。そこの橋渡しをすることをビジネスにできないかっていうのを今やっているんですね。で、それを39Meisterさんにお話をしたところ、この構想に共感していただいて。で、僕たちは今まで基本的にBluetooth Low Energyの携帯とつながりやすいような通信の仕組みしか使っていなかったんですけど、39Meisterさんとグリーンハウスさんの技術と一緒にやることによって、LoRaのモジュールをやっているんだよっていうことを教えて頂いて。それが、じゃあうちの空間の中に入れば、たちまちというか、LPWA対応のスマートシューズを作れるじゃないですかっていう話になって。そしたらぜひやりましょうというので、ご紹介いただいたという。すいません。長くなりましたけど。そういう流れです。
ーー いやいや、とんでもないです。もう1回思いの丈を入れていただきたいと思うんですけど。着眼点がユニークなんですよね。だいたいスマホになんとかっていうのが主流なんですけど。そもそもなんで靴に着眼点を置いたのかっていうところの経緯ってちょっとお聞きしたいなって思っているんですけど。
菊川 なるほど。我々は首都大学東京っていうところの大学院で同期だったんですけど、そこの研究室がインタフェースデザインをやっていて。ウェアラブルとかも含めていろんなインタフェースがこれからどう進化していくのかみたいなところは研究の範囲だったんですね。ポストスマホというか、これからはスマートフォンで集約されている情報というのが、どういう形で解けていくのかみたいなことも考えていた中で、靴というのは一番ウェアラブルの中では大きく容積が取れるものということが言われていて、例えば時計だったら快適に付けていられる大きさとか重さを考えると、電池の容量とかをかなり小っちゃくせざるを得ないわけですよね。
ーー 製品を出すとね。
菊川 ですけど。靴の場合は結構、僕らも今5センチ角とかのモジュールですけど、やっぱりソールの部分に内蔵してしまえば少なくとも時計よりはかなり大きいようなコンピューターが入れられるということが分かっていて。で、あと着用感が全くないですよね。その靴を履くっていう動作は必要になるんですけど、それは元々ほぼ全員がやっていることなので。そこで普通に靴を履いているっていう感覚の中でコンピューターが動いていれば、全く負担なくそのコンピューターを使うことができるっていうことを思っていて。それはもう本当にわりと起業当時からというか、数年前からそれを提唱していてやってきているんですけど。
ーー 実際にあれですか?3年ぐらい前から実際にその製品化というか、そういうことを想定して。
菊川 そうですね。もう起業する直前の段階からスマートシューズというのがこれから自然になっていくはずだから、そのための仕組みを作っていきたいという思いはありました。
ーー 逆に言うと、作るの大変じゃないですか、靴って?そういうコネクションというか、靴メーカーさんとの繋がりは?
菊川 あんまり。そうですね、そういう意味では何が大変かとかはよく考えずに始めたというのはあるんですけど。
ーー まずアイディアがあって。
菊川 そうですね。
ーー それを具現化させていくにはどうしたらいいのかっていう、その順番でいったということですね。
菊川 そうですね。僕はどちらかと言うと、そういうなんか、こうなるだろうっていうのを考えて、もうやりますって言っちゃうほうで。金井がそれを現実に落としていく、その考えをこう。
ーー 金井さんのご苦労がちょっと。大変ではなかったですか?
金井 最初は凄い大変ですね。でも僕もあんまり凄い慎重っていうタイプではなくて、だから回ったところもあるんですね。やってみないと分からないっていう部分もあって、形にしていって。下手をしたらもう上手くできずにどっかで倒れていたかもしれないんですけど。なんとかみなさんのお力を借りて、量産までいけたっていう。
ーー 面白いですね。確かに。

2. 構想を具現化させたワーキングスペースという稀有な場所

金井 この施設が結構特有ですね。結構、各分野のいろんな道のプロがうろうろしていたりもするので、そういった人の噂も聞きながら。
ーー 実際にここのスペースでそういうあれですか。そういう知見的な情報収集も含めて?
菊川 向かいに工房があるんですけど。
ーー えっ、工房があるんですか?
菊川 そこで基本、量産試作まではできるようになっていて制作風景であったりとか、3Dプリンターとかレーザーカッターとか、あとはCADを引くためのマシーンとか、いろいろな設備が整っているので、わりとプロダクト系のエンジニアさんが集まる場所になっていて。
ーー じゃあわりとこのビル自体が後方支援してくれるっていう環境が整っていると?
金井 そうですね。はい。DMM.makeというシェアオフィスビルの力もありますね。
ーー じゃあ何ですか、凄い巡り合わせがあるじゃないですか?なんか持ってるんじゃないですか?
菊川 そういうのはちょっとあると思います。
ーー だってこの場所じゃなかったら、ひょっとしたらね、実現できなかった可能性というのはありますよね?
菊川 それは凄くあると思います。
金井 39Meisterさんのその方との出会いとかも辿っていくと、結局はここに入居してたことで入ってきた情報で。そのシャープのプログラムね。
ーー じゃあ元々このDMM.makeが?
金井 なんかハブになってます。
ーー ハブまさに。スペースを提供して新たな新事業なり製品を生み出していると。
菊川 はい。その影響は凄くあると思います。
ーー 新たな新事業を開拓するっていうような、その事前にあると乗っかっていくかもしれないですね。
菊川 でも実際にシャープもここのスポンサーになっていたりとか、その隣の部屋ロレアルさんとか。タイカさんとか、アルファゲルをやられている。いろんな結構大きいメーカーさんが今ここに新規事業をやるための部隊を派遣していたりもして。スタートアップだけではなくて、大企業側も新規事業を探すためにマッチングを常に求めている場所だったりするので。まさにハブなんですよ。そういう意味で。
高橋 で、そういう企業さんを人を置いておいて。何をするんですか。フラフラしているんですか?
ーー それもありますよね、結構重要なんですよね、人脈作りとして。
菊川 フラフラするのもある種、仕事なんでしょうけど。ここでは結構いろんな新しいことが起こっているので、そこをウォッチして話しかけにいくっていうこともある種、仕事かもしれないですけど。
高橋 それもあるんですか?
菊川 で、スタートアップに対して結構、積極的に支援してくれようとしている会社とかもあって。そうですね。いろいろORPHEでも話が来ていたりとか、うち以外もいっぱいスタートアップがいるので、いろんなことをたぶんやられているんだと思います。
金井 社内の新規事業をやる部隊がいっぱいいますね。本当に3、4人の部隊が来て、別事業としてやるとか。
ーー ですね。最近WBSかなんか見たんですけど、昭文社さんって地図のメーカーさんがあるじゃないですか?もうスマホの台頭で、シェアや売り上げが極端に下がってるので。ワーキングスペースのところに都内の何ヶ所に人員を配置して。極力、名刺を集って情報交換をしていって。で、そこから新事業を開拓していったという事を実際に取り上げていましたけどね。
金井 色んな活動しているんですね、やっぱり。
ーー ひょっとしたらグリーンハウスも?
高橋 大手さんは、皆さんの所をウロウロ見てて。声をかけてきたりっていうのもあるっていうことですか?
金井 そうですね。あとはコミュニケーションマネージャーがいてくれていて。で、そこを窓口にコミュニケーションマネージャーは一通り知っているので、良いように繋いでくれたりとか、そういうのもありますね。
高橋 あるんですね。仕組み。
ーー 良いですね。
金井 というシステムが。我々は実は古株で、できた時からいるんですけど、やっぱり3年4年目ですかね、この施設。だいぶシステムができてきているかなと思いますね。
ーー なるほど。そういうのがあったということですね。
金井 という話で。
ーー DMM.makeの。
金井 話になっちゃいましたね( 笑)

3. 靴を電子楽器として着目し開発されたORPHE TRACKの前身「ORPHE」

ーー ちょっと脱線しちゃいましたね。そういうふうな環境でこういう製品が生まれたというところがあるんですね。ただその容量がある程度稼げるという点は凄いメリットだと思うんですけど、逆に言ったら衝撃だとか色々な高いハードルが付帯してくるじゃないですか?そこら辺はクッションだとかそういう緩衝材である程度、そっち方面のケアをすれば、デバイスだとかそういうモジュールを入れても大丈夫だろうとかっていうふうな考えというか計算があったのですか?
菊川 スニーカー自体がかなりソールで衝撃を吸収するようになっているので、そういう部分もありますし、あとはなんか部位によってかかる衝撃とかが、かなり違ってくるので、そういうところを調べていったりとか、一応そうですね、3年以上やっているので、その中でこういうやり方であれば耐久性を出せるとか、上手く使えるみたいなところは積み上がってきてるので。
ーー じゃあちょうど今ここの部分がそこの埋め込みの場所なんですけど、ここはやっぱりある程度、ここだろうっていう算出というか、強度とかいろんな面での落としどころがここだっていうところですか?
金井 まさにそこですね。実際に作って試してみた結果もですし、いろんな実験を経てこの辺の荷重が少ないとか、力学的な知見と合わせて、ここがいいかなっていうのがあったんです。
ーー それが構想からどのぐらいの?わりと半年とか短いスパンで?
菊川 いやいや。そういう意味では本当にこの起業以降であらゆる箇所、たぶん検討には入れているので、そのどの期間でパッと決まったということはないですね。
金井 これの前身のプロダクトがあるんですよ。
ーー それも見たいですね。もし問題なければ。
菊川 全然問題ないです。
ーー 面白いですよ。こういうものづくりの過程っていうのは。こういうお話ってなかなかね。こういう機会じゃないとお伺いできないので。個人的にもの凄く面白いお話だなと。
金井 こっちが前のORPHE。最初にオルフェと名付けたプロダクトで。
ーー そもそものそのネーミングですか?ORPHEっていうのはたぶん思い入れがあると思うんですけど。そこら辺もちょっと語っていただきたいですね。
金井 質問が上手いですね。
ーー いやいや。そんなことないですよ。
菊川 ORPHEはオルフェウスからきているんですね。ギリシャ神話の吟遊詩人なんですけど。これはまた話が複雑になるんですけど。
ーー 構わないですよ。
菊川 これは元々のコンセプトはタップダンスとかフラメンコみたいな時に靴が楽器として使われると思うんですけど、それの電子楽器版が作られるんじゃないかと思って。で、ダンサーの動きというのをトリガーにして音を出す新しい楽器を作るみたいなコンセプトは最初のこれは作ったんですね。
ーー 元々そっちがあれだったんですか?本筋は?
菊川 それもちょっと何とも言えなくて。
ーー その着眼点もの凄く面白いなと思ったんですよ。
菊川 楽器にずっと興味はあったんですね。で、これ事業として成り立たせる時にその全部の靴がスマートになるからって言ってたのは最初からあったんですけど、最初のプロダクトがあって知ってもらわないことには広がらないと思っていたので、あえてこうその、自分がやりたいことでもあるし、そういうニッチなところで深いものをやるっていうことでこれを最初にやったというのが流れとしてあるんですね。
ーー 戦略としてもあるんですか?
菊川 そうですね。半々ですね。やりたかったっていう、やりたかった。
ーー 面白いですね。そういえば過去に岩井俊雄ってアーチストがインタラクティブな事を手がけていましたが。
菊川 岩井俊雄さん。
ーー ご存知ですか?
菊川 はい。
ーー なんか動きがあるとそれに反応してビジュアルが出てくるところからちょっと関連性を感じたので。
金井 そういうの多いですね。
菊川 僕らも結構そういうメディアアートみたいな流れからきているので、凄くそういうところに広がってると思います。
ーー 面白いですよね。実際にテイ・トウワとか、あそこら辺の方とかに提供したら、爆発的に広がるんじゃないですか?
菊川 そうですね。ニッチですけどね。
高橋 このまま売れないんですか?
ーー 売れると思いますね。
菊川 これはもう売ってるんですけどね。
高橋 どういうところで?
菊川 アマゾンとかで売っています。
高橋 リアル店では?
菊川 蔦屋家電とかで売ってます。
ーー ちなみに一足おいくらぐらいですか?
菊川 ここに置いてあるこれは13万ぐらいするんですけど。一般版みたいなのがあって、これはちょっとアンリアレイジっていう凄い高いブランドの皮を使った限定品だったので、たまたまこれは高いですけど、普段のやつは税込み4万4,800円なので。4万1,500円ぐらい。
– 全然いいじゃないですか、それぐらいなら。
ーー そんなにあれですね。手が届かない価格ではないですね。
菊川 そうですね。
– これ音が出る?
金井 音出ますね。
ーー ホームページを拝見させていただいて。アプリを介していろいろあれですもんね。光も色も変えられますし、音も変えれますっていう。
菊川 そうですね。
ーー 面白いですね。これは。

4. 履く人の情報を最大限収集。活用までを視野に入れた「ORPHE TRACK」へ

菊川 元々これをやっていて、ただこれは結構センシングの部分が優れていて、これを世に出したら意外とスポーツをやっている方とかリハビリをやっている方とかが、こんな履いてるだけでセンシングできる靴があるんだったら、そういうのに使いたいんだけどっていう声が大きかったので、じゃあ逆に光るっていうところばっかりやらなくても、計測の部分を推して製品化してみてようかなっていうので、このORPHE TRACKというのにつながっているという感じです。
ーー なるほど。
高橋 こっちのほうがあれですね。
ーー これはキャッチ―ですよね。
高橋 なんかミュージシャンの人に紹介してもらったらどうですか。
金井 1秒間50Hzでのデータが来ているので、かなり細かい情報ををリアルタイムで取れるんですね。
ーー 機能的には、ほとんどイコールなんですか。ある程度そぎ落としているんですか?ORPHE TRACKは?
金井 機能的にはむしろ拡張していると考えてもらったほうがいいと思います。
ーー むしろ?
金井 LEDのその光の表現の部分を削った代わりに、逆にセンシングの解析だったりとか、その技術は全部残してます。
ーー そうですね。独自モーションセンサーは気圧もあって振動も入ってるんですね。
金井 そうですね。
ーー 面白いですね。これは実際もう。やっぱり何名かの方が実際に購買というか、買って。
菊川 そうですね。発売して。
ーー 主にどういった方があれなんですか。新しいもの好きが多いですか?
菊川 やっぱりダンスやっている方が。そうですね。司会やってる方とか、人の目に付きたい方みたいな感じでわりとニッチにはなっているんですけど。結構、買ってはいただいています。
2016年ぐらいに結構、話題にはしていただいたので、だいたいこれでやることはやったなって感じで。
ーー 達成感はもうある。
菊川 あって。そうですね。こっちのORPHEを見たことがあるっていう人は結構、増えてはいて。CMとかで使ってもらったりとか、トヨタのヴィッツのCMとか。たまたま車が続いたんですけど、日産の何だっけ、なんちゃらモーションスタイルとか。テレビ番組とかも出て、知ってはもらえたんですけど、やっぱり自分事としてというか、自分が履くものとして認知が広がるかというと、やっぱりそうでもないというか、やっぱりそのダンサーの人が履いて凄いんだねっていう感じになっていたので。僕たちとしてはどちらかと言うと本当にスマートフットウェアというものが本当に全人類に貢献するみたいなところを目指していきたいので、ちょっとそういう意味ではイメチェンを図っているかもしれないですね。
ーー なるほど。あんまりこうLEDとかそこら辺のエンターテインメント色の強いものではなくて、もう少し。
菊川 それはそれでもうやってるし、そのラインはあるのでっていう感じですね。
ーー なるほど。で、実際そのカスタマイズして。ここまでの期間ってどれぐらいあったんですか。隔たりというか。ここからここまで。ORPHE TRACKまで。
菊川 結局2年ぐらいに、おそらくなりますね。
金井 そうですね。リリースして1年ぐらいはこっちの販売だとかサポートとか。ソフトウェアのアプリケーションのアップデートとかをしてたりしてですね。それと並行して構想を練って。で、1年ぐらい経って残り1年でより作り込みっていうのをやってですね。
ーー モジュールの入ってる位置は基本は変わってないんですよね。
金井 そうですね。これも基盤としてはメインボードがここに入っていて、LEDにとかっていうことなので。
ーー これは中のインソールからこう取ってですか?
金井 そうですね。構造的にはそうなっているんですけど。ただ一般のユーザーは取り外しできないような、入れたらそのままっていう作りで最初からやってますね。
ーー なるほど。じゃあメンテの時はあれですか。直接。お送りしていただいてとか。
金井 もし故障が起きたりするとそうなりますね。ユーザーがアクセスできるのが、ここのバッテリーパックになっているというような感じですね。
ーー なるほど。で、実際にそのもっと汎用性を高めるという意味でORPHE TRACKの方に、もっと先鋭化させたっていうこともあるとは思うんですけど。
金井 そうですね。はい。

INTERVIEW PART2 @DMM.make AKIBA

5. ORPHEの進化形開発に伴う数多くの障害

ーー ムービーを見るとですね、いろんな靴にそれこそカスタマイズして、もういろんな層にアプローチして、それぞれセンシングのそのデータだとか、そこら辺をもっと向上させて保健の領域までカバーしたいというようなことを言及されていましたけど、実際にどうなんですか?汎用性はかなり高くはなっているんですか?
菊川 どう?
ーー 例えば今これランニングシューズ形式ですけど、例えばパンプスだとかレディース用に展開も?
金井 そうですね。パンプスを今開発しているかというと、ちょっとこれからだったりするんですけど。
ーー これから?
菊川 汎用的になっていくだろうっていう構成をどんどんやっているというのは間違いないですね。最初はやっぱりスニーカーのほうが容積を取りやすいということがあるので、そこからやっていって、ただそうですね、どんどんバージョンアップさせていって、小型化していって、どこにでも入るようにっていうふうな構想を練っています。
ーー これ実際に市販も当然想定されてる?
菊川 想定しています。来年ですけど。
ーー どれぐらいの価格帯ですか?
菊川 ちょっとまだ公表していないんですけど、最初のORPHEよりはグッと下げる予定ではいます。
ーー 半値と言ったら変ですけど、それぐらいで。
菊川 それを目指していますね。
ーー どういった形に使っていただきたいって。
菊川 最初はランナーを想定していまして。というのはうちの靴って凄く足の動きが精細に取れるっていうのが売りなので、例えば着地法ですとか、着地の衝撃とか確度みたいな、そういうことが他の製品よりもかなり正確に取れるっていうところがありますので。それをランナーに可視化してあげるみたいなところから始めようとしているんですけど。ただ今回の取り組みで言えばそこに位置っていう情報が入ることによって、当然そのランニングコースをずっと可視化するということもできれば、これを例えば観光客の方が履いてくれれば今どこにいるかっていうとつなげて、じゃあその道案内につなげたりとか、場所に応じたサービスみたいなところと連動させたりとか。
ーー いろいろ広がりますよね。
菊川 はい。で、この靴自体は大人用ですけど、これが子供用の靴に入れば当然、見守りもできますよね。
ーー そうですね。だから見守りもあれですよね。なんかいろいろ高低差だとか、いろんなの測るじゃないですか当然距離も。あれで思い出したんですけど、箱根駅伝とかって一番良いですよね。この靴に。
菊川 凄いやりたいところですね。
ーー で、実際にその各そういう陸上部もそうですけど、各クラブも科学的にスポーツを捉えて検証しているわけじゃないですか。可能性はもの凄いあるとは思います。
菊川 今だから例えばサッカーのスタジアムとかだと、解析ってかなり画像を使ってできてきているので、限られた場所での運動解析っていうのだと、だいたい手段は結構あるっちゃあるんですけど、マラソンとかに関してはずっとそこにカメラがついていて、正確に足の動きを撮り続けるってかなり難しいので。そうなってくると、もう事実上、足のじゃあ衝撃を取り続けるっていうのはスマートシューズにしかできない。
ーー できないですよね。
菊川 そこでしか取れないデータってなるはずなので、そういうところは凄い狙いたいですね。
ーー 面白いですね。うん。確かに。そうなんですよね。
菊川 なんか市民ランナーの方にヒアリングとかをしたんですけど、やっぱりその着地とかって凄く興味がある方が多くて、というのもやっぱり膝の痛みとか、長く走り続けるっていうところに凄くダイレクトに関わってくるので、興味はあるんですけど、やっぱりその知る方法が基本的にビデオで撮るか、コーチに教えてもらうかみたいな。でも、どっちにしても別に数字になっているわけじゃないので、改善したっていっても改善したかなって感じじゃないですか。それが数字になってきちんと見分けられるようになれば、凄く練習しやすくなるはずでし。
ーー 確かにそうですよね。
菊川 新しい本当に練習を生み出すみたいなことになるかなと思っています。
ーー そうですよね。あのデンソーさんとのあれで、姿勢の矯正の。
菊川 ハイヒール。
ーー そうですよね。あれも1つのそういうあれですよね。
菊川 あれの時はもうアルカルと言って、歩くをカルチャーにするでアルカルっていうコンソーシアムみたいなところでやっていたんですけど、いかに歩くっていうことを楽しくするかっていうのが、みんなが町に出て歩きたくなるかっていうことの中の1つとして。ごめんなさい。デンソーのだからヒールじゃないのか。で、アプリとサンダルを作って。
ーー そうですね。サンダルのほうですね。
菊川 で、なんか目的地を共有して友達と歩いて楽しむみたいなことをやったんですけど。ごめん。なんか見てたからなんかあるかと思って。
ーー そうですね。ORPHE TRACKになる時に苦労話というか、一番ここが大変だったっていうところはなんかあれですか。
菊川 こっちですか?
ーー ええ。ORPHEからORPHE TRACKに至るまでのその技術的なハードルだったり?
菊川 多々ある。
ーー なんか象徴的な話をいただけると。センサー周りとかそういうハードルはなかったですか?
菊川 センサーは意外と引き継いでいたりするので。
金井 無線ですかね。
ーー 無線。
金井 無線は。
菊川 無線は違うけど。
金井 ややこしくなるよね。
菊川 ややこしくなる。
ーー いえいえ大丈夫です。

6. 既存の靴メーカーにはなかった「靴」という名の情報集積ツール

菊川 やっぱり飛距離を出すみたいなのが結構ノウハウだったりするので、それのために基盤の設計を何回かやり直したりとか、そういうことは結構ありますね。
金井 そうですね。実は最初のモデルの時もBluetoothも全部こっちに入れたいと思ってたんですけど。最初の時は上手くできなかったんですね。それが。
ーー できなかったというのは。
菊川 地面に近いほど基本的には飛ばなくなるんですよ。電波。
ーー そうですね。高低のハードルですか。
金井 手、そして人の足がくると、ほぼ飛ばないっていうので。
ーー それは大きなハードルですよね。
菊川 なかなか気付かれないんですけど、そのIoTモジュールがあって、それを下に入れるだけでしょって思うけど意外とそうじゃないっていう部分があって、最適化みたいなことが必要になる。
ーー 確かに。そもそも論ですよね。そこが。でもそこをどうやって克服したんですか?
菊川 あんまり言い過ぎても。
ーー そこはあんまり触れるなと。分かりました。いろいろあったと。
金井 たくさん失敗をした結果、見えてきたというところです。
– やっぱり石を投げないと知見も増えないっていう。良いですよね。その時のやっぱり渦中っていうのは藁にもすがる気持ちになりませんか?
菊川 僕はそこはやってもらうだけなので。
金井 結果を信じるしかない人だから、辛いと思いますけど。でも、もうやるしかないですよね。やっぱり想定できない問題が発生した時の絶望感みたいなってありますよね。
ーー それはちょっと話を聞くだけでもね。そもそも飛ばないじゃんっていうところから、どうしようってなっちゃいますよね。かと言って、一番その受け皿として、一番人体のウェアラブルっていう点ではやっぱり靴が大きいですよね。
菊川 可能性は間違いなく大きい。本当に可能性は大きいというのは、たぶん結構前から言われているんですけど。やっぱり実現できている例は少ないというのが、まさにそういうところなのかなと思います。
ーー それは何ですか?それでもトライアンドエラーでやってみようっていうのは、人格って言ったらあれですけどキャラクターなんですか?
菊川 そうかもしれないですけど。最終的には意地みたいなところは、たぶんあるんだと思います。
ーー なんとかなんだろうみたいな。楽観的な性格というか、キャラクターだからこそ乗り越えられた。
菊川 楽観的な性格。最終的には楽観的っていうことになるのかもしれないですけど。
金井 UXが良くなれば上手く行くって思っているところもあるのかなと思いますね。スマートシューズって結構、世にあるんですけど、実際に自分たちで使ってみてUXについて結構、学んできているんですけどね、やっぱりこれだと全然続かないよなっていうところで。結構、菊川はいかに毎日使ってもらえるにはどうしたらいいかっていうところを考えていて。で、それを実現するためにやるべきことは、まだあるなみたいなのは言ってくれるので。それに対してみんなが作るっていう。
ーー じゃああれですよね。実用性っていう観点でいかにこうリアルクローズで、ハードルのないものを。
菊川 だからそうですね。靴屋目線で考えたらたぶん作れないですよね。そのなんか靴にセンサーが付いたらみんな買うでしょっていう目線では、たぶん全然無理で。どちらかと言うとアプリのように使える靴じゃないと駄目なので。アプリ屋さんが、アプリ屋さんだったら、その1個その階層が深くなるだけでも大問題なわけじゃないですか。ちょっと手が届きにくいところにアイコンがあったら終わりとか。そういうレベルでUXを考えてるのと同じようにスマートシューズが簡単に使えたりとか、気持ち良く使えるっていうことをやらなきゃいけないんですけど。なかなかその視点から始めるっていうのは難しいので。
ーー そういう点では新しいですよね。
菊川 だからこそ僕らみたいな中間的な組織にしかできないデザインがあるのかなとは思っていますけど。
ーー そういう意味では本当にユニークですよね。着眼点がね。確かに。確かにおっしゃる通りですね。じゃあ実際これは来年ぐらいに一応、商品化を目指していますと。その後の展開というのは、どういうふうなあれですか。展望としてでも結構なんですけど。構想自体は。
菊川 そうですね。今は結構、水面下でいろんな靴メーカーさんとお話をさせていただいたりもしていて、なので僕たちが靴を作るだけではなくて、靴を作ってもらって僕たちのテクノロジーを入れていくっていうことも進めてるんですね。
ーー なるほど。そういう靴メーカーさんが着眼したっていうのは、これはきっかけですか。そうではなくて。
菊川 きっかけという意味ではそうですね。ただこっちを見てから付き合いが始まったところもあるので。
ーー そうなんですか。既にこのあれですか、トラックは結構、何ですか、媒体だとかそこら辺に露出はしてるんですか。
菊川 業界的には知られてきたっていう感じですかね。やっぱり靴の中にAIを入れるっていうのを最初に発表したっていうのはたぶん大きくて。
ーー あとは、靴メーカーにも一応。
菊川 そうですね。というのもですし、さっき保健みたいな話も出てましたけど。情報を、そこから取れる情報を使いたいって言ってくださっている方がどこにいるのかっていうのも同時に進めていて。それも徐々に見えてきつつあるので。
菊川 なので、この本当に靴が出て売り切りで終わりですよ、というよりは、そういう仕組みっていうのがいかに円滑に通るようになるかというか、そこを頑張ろうとしている感じですね。
ーー なるほど。面白いですね。自動車保険みたいな、歩かないと保険がなんとかとか。
菊川 確かに。実はそういう保険は今結構、出てきていて。
ーー 本当ですか。出てるんですか?
菊川 そうですね。三井住友海上だっけ?とかは歩数に応じて保険料が算定されるみたいなのを出してますし、実は今度、ソフトバンクと住友でやるバイタリティって保険とかは本当に毎日行動週間みたいなので。
ーー あれそうですか。メロスが、メロスのコマーシャルのそれですか。走れメロスをなんかパロって。
菊川 すいません。僕テレビ持ってない(苦笑)
ーー 最近そんなに見ないんですけど。
金井 ああ。ありますね。
ーー なんか走れメロスのパロディで、そういうのやってるんですよ。たぶんそこら辺。7月になんかそういうサービス提供する。
菊川 それだと思います。
ーー それですか。
菊川 はい。7月発表ですね。

7. LoRaでLPWAを実践、そしてグリーンハウスの対応力について

ーー なるほど。
菊川 で、バイタリティっていうのは元々、南アフリカかな?そこから始まったそういう保険プログラムを輸入してくる感じなんですけど。それがまさにそういう健康的な生活をしている次の年の保険料が下がるみたいなプログラムで。
ーー なるほど。じゃあむしろどんどん歩いてもらったほうが、保険料が安くなるとかって。
菊川 生活習慣病とかある程度の病気はもう歩数が高ければ予防できるみたいなのが分かっているので、そこを考えれば当然、健康状態と歩数というのは相関があるものとして考えていいっていうのはありますね。実は僕たちはそこをさらに先にいきたいなと思っていて、歩数連動っていうことが結構、重要になってきてた時に今の歩数計とかって結局、誰が歩いても同じ一歩じゃないですか。で、実際にその助成金とかを出す自治体があるんですけど、その歩数に応じて。そういうことをすると、やっぱり自分の子供に付けて歩数を稼いだりとか、ちょっと不正が既に出てきているらしいんですよ。なので、僕たちはやっぱりその人の歩きの特徴とかも含めて取れるので、そうなってくると不正もしにくいですよね。そういう認証的なところも含めて歩数を取ったりとか。
ーー 確かにそうですよね。
金井 あと最適な内容で最適なサイズのデータを飛ばすっていうのは凄い重要ですよね。
菊川 確かに。
金井 今回実験を一緒にさせていただいて。LPWAで常に通信し続けるというのは法的には難しいじゃないですか。なので、限られた送信頻度の中で本当にクリティカル(重大)なものをちゃんと送る。そのクリティカルなものは何かっていうのは凄く重要になっていくと思うんです。凄いこの取り組みの中で。その辺りを我々で凄い日々考えていますし、実際にこう検証して証明してってやってますので。それでこう上手くできるといいかなと。
– 最近はもう本当にAI。社内でも何人かにお話ししているんですけど、あるデバイスの会社さんがAIは今は全てクラウドに頭があって、みんな上にいって考えて降りてくるんですけど、絶対それは回線が破綻するとも言われていて。本当にこのエンドデバイス側である程度の頭脳を持って、必要な分だけ上げるっていうのを推してるデバイスメーカーさんがいてですね。ちょっとそのデバイスもうちのLoRaのモジュールに今度、組み込んじゃおうかなと思っていてですね。
菊川 そうなんですか。
高橋 FPGAのパーツも付いているんですよ。
金井 いいですね。なんかそっちのトレンドを作っていきたいね。
菊川 うちの今の取り組みが失敗したらじゃあ。
高橋 いやいや、もう。モジュールを今作る準備をしているので、ぜひぜひ使っていただいて。CortexのM4が入ってるんですね。
菊川 じゃあ同じですね。うちは今そのSTマイクロさんとAIの圧縮っていうところをちょっと一緒にやらせていただいていて。それがちょっと失敗したら。
高橋 そのまま乗っけられます。それ。ぜひぜひ。音声認識も入ってますよ。それは小っちゃいデバイスなのでLoRaのモジュールのマイコンにそれを使っちゃおうとしていて、あんまり言っちゃいけないでしょうけど。面白いのができると思うので。
菊川 そういう結局僕らもやっぱりハードウェア自体をそもそも製造するわけではないし、僕たちがやるべきことはやっぱりつなげていくっていうことだと本当に思っているので。
高橋 ぜひぜひ。任せていただきたいです。
菊川 ぜひ。また。次のバージョンみたいなのをやらせていただけると。
– 実際にどうですか?弊社のそのモジュールは。使っていただいた結果、なんかいろいろ。ご要望などございますか?
菊川 いや、そんな。
– 改善点だとか、全部ひっくるめて。
金井 まずほんと凄いっていう。
菊川 頼んで良かったなっていう感じです。
金井 既に元々、あんまり飛ばないかもってところからスタートとして。そこからかなりこう、グリーンハウスさんの方でトライしてもらって、無事2キロの実験に成功したっていうところですね。
– じゃあ遥かに期待値を上回ったっていうところまで言っても大げさではないみたいな。
金井 元々、期待値は全然低くないですけど。
高橋 うちの入り方が上手いので、飛ばないですよから入ってきますから、うちは(苦笑)
– そこら辺は高橋さんの営業テクですか?
金井 特に誤動作もなくですね。あと本当に一緒に、ハードウェア、ソフトウェア含めてディスカッションして、より消費電力を下げるような、スマートに動きやすくできるようにしていけると。
ーー 構わないですよ。高橋さんが目前にいるので喋りにくいと思いますけど。グリーンハウスの対応力だとか、そこら辺をちょっと触れていただいたら助かります。
高橋 これから、そうですね。しっかり出していけるように。
菊川 でも本当にこれは(ORPHE TRACK)これから。できるっていうことが分かったというのが重要な最初の一歩なんですけど、これが実用化していくためにはいろいろあると思うんですけど。ぜひ引き続きでいけたらなと。
高橋 はい。こちらこそ。

8. 担当者が形成していくグリーンハウスの印象、そして39Meisterのキーマンへ

ーー 実際39Meisterさんから一応ご紹介を受けて、実際にどうですか?(最初から弊社を)ご存知ではないですよね?
菊川 いや、もちろん紹介していただいたので、今は既知の関係ですけど。
ーー 今はそうですけど、その当時は?
菊川 紹介されるその前にっていうことですか?
ーー はい。グリーンハウスはなんかちょっと学生時代から知ってるよみたいな。メモリー使ってたとか、そう言えばみたいな。そういうきっかけはなかったですか?
菊川 すいません。
ーー 全然全然。良いですよ。で実際グリーンハウスを知りました。グリーンハウスどんな企業で、どんなサービス提供してるのか?とか、サイトとかを見てちょっと情報収集されると思うんですけど、どういった印象でした?そこ結構、聞きたいなと思って。忌憚のないご意見を。言いにくいですか?
菊川 言いにくいというか、何を言えば良いかな?と(苦笑)まあ、高橋さんがすごく良い方で。
高橋 ホームページを見たら、弊社がLoRaやってるんだって思いますよね?おそらく。
菊川 でもそういう紹介を受けたので、別にそうとも思わなかったですね。
高橋 そうなんですね。
ーー じゃあ御社的には別にそういう疑問点などは特に何も?
金井 堅い印象ですかね。
ーー それは何ですか?高橋さんが?
金井 いやいや。なんかカタログとか。
ーー 企業の一般的なイメージで?
金井 カタログを渡されたんですけど。そうですね。他のカテゴリーの印象が強いんですかね?
高橋 パソコン周辺とか?
金井 そうですね。BtoBの局面で凄く企業から受けそうなイメージ。個人的には感じましたね。
高橋 しっかり聞いてしっかり書いておいてください、僕のこと(笑)
ーー あと実際ね、高橋さんの印象とかどうですか?
金井 いいですよ。凄く。
ーー うちの対応力という意味ですか?
菊川 本当にすぐ話に乗ってもらえたのというのは、凄く大きいとは思います。今回。
高橋 39Meisterのその方とは、そんなノリでずっとやらせていただいているので、いろいろ。
金井 本当にね、打ち合わせしながら、39Meisterの菊地さんはすぐ電話しますからね、グリーンハウスさんに。
ーー 凄いですね。行動力が。事業を早く成立させたいというのでしょうか。
金井 対応しますみたいになって、話が早いですね。
菊川 あの行動力ですよ。
ーー 39Meisterの菊地さんという方、いろいろ親身になって、もう既に文脈があるわけじゃないですか。高橋さんもその菊地さんとは何かやりやすいだとか、いろんね、お話を聞いてるとなんか凄い人なんだねって。ベンチャーマインドというかビジネスのビジョンの最大化やリスクの最小化をものすごく意識して仕事を回しているんでしょうね。
菊川 もうキーマンですよね。そこのことで言うと。
ーー 凄いですよね。
高橋 来週はいらっしゃらないと思いますけど。
ーー そうなんですか?
菊川 謎が残る。
– そうそう。どんな人かと?
金井 凄い鋭いですよね。いろいろお話をしていて。だいたい何を話しても。
高橋 いや本当にあれで、自分が初め紹介していただく前にはもう凄い人だよって言われて。もう早いから話がって。喋るのも早いし。内容の回転も早いのでついて行くだけで大変だよって散々脅かされてお会いしたんです。
金井 本当にそうですよね。
菊川 本当にそう。
高橋 凄いです。
ーー そうなんですよ。なんか来週、高橋さんがその39Meisterさんの秘密基地があるんですよって言って、一般にはなんか分かりづらいような。
金井 確かにそうですかね。39Meisterの。
菊川 ああ。39のオフィスが。
高橋 ちょうどそんな感じですよね。
金井 はい。渋谷の。
菊川 あんな立地にあんなのがあるんだっていう感じですよね。

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